平成26年 1月 日本はようやく障害者権利条約という国際法に批准した。俺とすれば、ようやく批准できましたか、おめでとうございます。といったところだ。
このためにずいぶん法律が出来、既存法も改正された。国際法であるからして、事前にこうした法整備をしたうえではないと批准に至らないのだが、ある種憲法よりも優位性があるものである。
障害者は、近代に入り、診断を理由に社会への参加を制限され、その参加制限を正当化するために、障害者は能力がないとラベリングして、差別を普遍化させてきた。
しかし障権利条約は、障...
続きを読む≫ 2014/04/18 13:47:28 メイン
我々は何をもって人生を生きて行くか、といえば自分らしく生き、未来に対しては「幸せ」を追求していくものだろう。
障害者権利条約において、国際人権条約として初めての概念である、合理的配慮(reasonable accommodation)を、第2条「定義」から見てみることにする。
条文によれば、「『合理的配慮』とは、障害のある人が他の者との平等を基礎としてすべての人権及び基本的自由を享有し又は行使することを確保するための必要かつ適切な変更及び調整であって、特定の場合に必要とされるものであり、かつ、不...
続きを読む≫ 2014/04/18 13:48:16 メイン
合理的配慮によって環境整備が必要であれば、たとえばデフォルトの状態の建売住宅にスロープがついていない、階段に手すりがついていない、トイレ、バスに手すりがついていないなどバリアフリー化していない物件はある種「合理的配慮がなされていない」ということになる。
これはれっきとした「国際条約違反」なのである。
賃貸に販売しろ、今後バリアフリー化されていないものに関してはすべて国際条約違反ということになりかねないのである。
意外と気にされていないが、「歩道橋」。我々にとって、特に俺のような親にとって、とても...
続きを読む≫ 2014/04/18 13:49:38 メイン
この様に障害者権利条約の批准によって、障害者への合理的配慮の義務が発生し、障害者が障害によって我々と同じサービスを受けられないことが違法とされる。
バリアフリーは住宅としての付加サービスではなく、この国際条約における合理的配慮によってバリアフリーとは住宅にとって必須事項になってくる。
極端ないい方をすればなければ「違法」建築となるのだと思う。住宅をとってもそのようにあらゆる業界においてこの合理的配慮を求められる。
建築をはじめ、サービス業、製造業など、人に関わる業種において合理的配慮を意識して行...
続きを読む≫ 2014/04/18 13:50:15 メイン
コラム「バリアフリーと住宅」に関して、Konpitsuさんから、意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2014/6/11)

バリアフリーな住宅などは障害者だけではなく、老人も安心して暮らせます。私の祖父も我が家の近くに越してきました。しかしバリアフリーな家がなかったので、わざわざマンションの1室を購入してリフォームしました。祖父が過ごしやすいように、段差にはスロープをつけて、フローリングではなく畳にしました。やはり老人にとって普通の家でさえ不便なんだとその時知りました。普段何気なく過ごし...
続きを読む≫ 2014/06/11 11:40:23 メイン
コラム「バリアフリーと住宅」について、Sakuyuさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/4/8)

バリアフリー住宅が増えてきているようですね。お年寄りにも優しい造りだと思いますが、妊婦さんや小さな子供にもとても優しい造りだと思います。障害者の方はもちろんですが、配慮の必要な人にとって安全面でも良いですよね。自分が高齢者にならなければ分からないこともまだまだたくさんあると思います。でも、一部でもいいからバリアフリーが住宅の標準として認められればいいなと思います。オシャレな...
続きを読む≫ 2015/04/08 14:24:18 メイン
コラム「バリアフリーと住宅」について、Miki Akamiさんから意見、感想、経験談を寄せてい

ただきました。(2015/4/10)

家を購入する際に、老後を考えてバリアフリーを考える方が多くなりました。しかし現状は、

住宅を持っている方だけでなく、賃貸生活している方がほとんどです。では、賃貸で生活して

いる方が高齢になったり障害者になった時にどのようにすればよいのでしょうか。収入も預金

もなく現状の生活環境を変えることも出来ずという方も少なくありません。賃貸住宅には勝手

に手すりを...
続きを読む≫ 2015/04/10 10:17:04 メイン
コラム「バリアフリーと住宅」について、Takominさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/5/13)

我が家も夫が障害を持っていますが、主治医の先生がおっしゃっていた事が印象に残っています。冒さなくていい危険は冒さないでいい、という事です。例えば足が不自由な夫は、わざわざ危険がある2階で生活する必要がないという事などですが、なるほどなあ、と思いました。住宅にバリアフリーを取り入れるという事は、同じように危険を冒す事がなくなり、より安全性が増すのでしょう。これからの住宅は...
続きを読む≫ 2015/05/13 11:09:24 メイン